首鋼京唐公司の大型CDQ装置の処理能力は260t/hで,蒸気発生量は151t/h(大型CDQの最大処理能力は280t/hに達する可能)となる 。首鋼京唐公司は4基を建設し、No.1CDQは2009年5月より、No.2CDQは2010年1月より、NO.3CDQは2017年7月より、NO.4CDQは2019年5月より稼働している。首鋼京唐公司の省エネ·排出低減のために大いに貢献され,曹妃甸科学発展モデル区の代名詞となった。
日鉄エンジニアリングは、シミュレーション試験、1/10モデル試験及び1:1モデル実験等を通して、研究開発と技術改善を繰り返して行った。遂に最大処理能力280t/h、蒸気発生量150t/h以上のCDQプラントを開発した。このプラントには、日鉄エンジニアリングの高温高圧自然循環ボイラー等の自主開発技術が多数採用されている。
超大型CDQ技術は、7.63 mコークス炉を対象とするために日本製鉄が開発したものであり、率先的に中国に導入された。従来のCDQプラントでは、1×7.63 m コークス炉に対し、必ず2セットCDQ設備で対応しなければならない。しかし、超大型CDQは、只1 セットの設備のみで対応可能である。超大型CDQは、中国循環経済を実現するため、画期的な意義を持つ商品となっている。
年間発生蒸気量 : 約110万ton/y (通常稼動の場合)
上記蒸気での発電量 :約 30万MW/y (全量復水式で計算)
年間CO2排出削減量 :約 24万ton/y (CDM方法で計算)
(敷地面積)敷地面積を減少でき、設備数量も半減できる。
(ランニングコスト)ランニングコストを約20%削減し、投資収益は約30%を増やすことができる。
(建設コスト)建設コストを20~25%前後低減できる。