困難に恐れず、勇敢に立ち向かう--北京中日聯公司の「逆行者」陳朝
2020年9月末、ベトナムフォルモサハティン鋼鉄興業責任有限公司(以下「FHS」)#1CDQクレーンの減速機が故障し、客先より現場状況についての連絡があり、NSEとBE3は積極的に対応してきました。コロナの影響で現場へ駆けつけられない中、web会議やメールを利用して事故の原因分析を行い、顧客に一次分析レポートを提出しました。生産の早期復旧を図るため、FHSは現場での設備検査、技術サポートのため、NSE/BE3のSV派遣を要請しました。FHS減速機という製品はすでに品質保証期間が過ぎてはいますが、BE3は誠意をもって、CDQ技術に真剣に向き合う態度でSVを派遣することにしました。
しかし、世界中にコロナウィルスが広っている中、特に海外のコロナの状況は非常に大変で、水際対策として、各国は海外からの入国者の受け入れを厳しく管理しています。ベトナムも同様、より厳格な措置を講じています。SV入国の場合、招聘する側の会社は事前に招聘状を申請し、各種類の証明資料を収集し、ベトナムの公安部に申告します。しかも、入国者は入国時ベトナム衛生庁メンバーの同行で隔離の場所まで行き、14日間の集中隔離をしなければなりません。また、帰国する前にベトナムでPCR検査を二回受ける必要があります。このPCR検査も簡単にできるものではなく、事前のオンライン予約と申請が必須です。帰国した後、14日間の集中隔離後、PCR検査かつ14日間の在宅隔離が要求されます。
このような状況下で、海外出張は個人の健康に大きなリスクがあるため、SV派遣は簡単なものではありません。その中で、プロジェクト管理部電気専門家の陳朝が自ら行くことを志願し、今回のSV対応という重要任務を担いました。陳は過去にFHS CDQプロジェクトの電気工事、試運転と立ち上げの技術指導を担当していました。真剣に業務を遂げ、現場では豊かな経験を持っています。FHSの現場環境に詳しくて、お客さんからも高く評価されています。陳朝は今回のミッションにおいてベストな人物です。
勇敢な人が出発しました。彼の無事な帰国を社員一同で祈りました。往復の移動と隔離のつらさ、リスク、生活上の不便もあり、陳朝は1月7日夜ベトナムに入国しました。1月22日に隔離が終わり、ホテルとCDQ現場との行き来の日々でした。1#CDQクレーンの事後現場を確認、2#CDQの運転状況を検査して、2#CDQの偶発的な電気制御の問題を解決しました。また、お客さんと打ち合わせをし、1#CDQクレーンの事故現場について分析、議論を重ね、2#CDQにおけるお客さんからの質問リストを確認し、合理的な提案をしたことで、今回の派遣を完遂しました。帰国後、1月30日から2月13日まで集中隔離、2月14日(正月四日)ようやく家に着きました。陳朝自身もご家族もこれに対して愚痴をこぼす事はありませんでした。2月15日コミュニティに資料を提出して、要求された通り、2月16日から3月1日まで在宅隔離をしました。国内でトータルで28日間の隔離期間があり、陳朝は自分の行動で困難に立ち向かっていく「逆行者」の定義を実践していました。
平和で幸福な日々があるのは、私たちに代わって困難に立ち向かい前進する人がいるからです。ごく普通の社員が尊敬すべきことをやり遂げました。
会社は全社員に対して、陳朝の熱心な仕事ぶり、自分自身のこと以上に仕事に重きを置く姿勢を見習うことを呼びかけています。困難にも負けず、勇敢に立ち向かい責任を全うする精神を高めて、社員一人ひとりの力を合わせることで、会社の事業をより良い方向へ導きます。