再度成約!沂州科技有限公司向け3#CDQを受注
直近、北京首鋼国際工程技術有限公司は貴州水城向けCDQの受注に続き、沂州科技有限公司向けの3#CDQ設備において、設計・調達・据付・試運転(EPC)元請案件を再受注した。本案件における設計、設備調達、施工・据付技術指導、システムチューニング、竣工検査、試運転、指導、サービス等は、北京中日聯公司が担当。これは2018年12月、2019年1月に納入された1#、2#CDQ設備が6年間にわたり安定稼働を維持し、お客様より継続的な信頼を得ての再受注となる。
本案件は、沂州科技有限公司が進める2×130万t/年のコークス事業の一環として、既存の4基65室5.5mスタンプチャージ炉向けに、予備CDQを新設するものである。4基のコークス炉における年産乾式消火コークス量は約2×130万トン、時間あたりの生産量は約166トンに達し、緊張操作係数1.07を考慮して、すでに定格処理能力180t/hのCDQ が2基建設済みである。本案件では、工場のAll-dryを実現するため、定格処理能力150t/hの新設CDQ 1基(3#CDQ)を予備として追加建設する。通常運転時には3基のCDQがそれぞれ60~70%の負荷で稼働し、いずれか1基が保守中であっても、残る2基での満負荷運転が可能となる。また、3#CDQで発生した高温高圧蒸気は既設のCDQ発電所に供給され、発電に活用される。
本案件の主要な建設内容は: 3#CDQ設備1基(高温高圧自然循環余熱ボイラー込み)、3#CDQ総合電気室1基、3#CDQ脱酸素給水ポンプ1基、3#CDQ集塵ステーション1基、3#CDQ排出シュート高S分ガス集塵ステーション1基、3#CDQ輸送システム1基、3GX1乗継ステーションおよび集塵ステーション各1基、3GX2乗継ステーションおよび集塵ステーション各1基、4#中間タンクおよび集塵ステーション各1基、既存配管の改造工事、その他CDQエリア中の送電、電気計器、自動操業、通信、消防、道路、排水、照明、ユーティリティなどが含まれる。
今回の沂州科技有限公司との再度成約は、当社のCDQ技術分野における総合的な競争力の証であり、コークス業界におけるグリーントランスフォーメーションを双方で推進する重要な実践例である。今後も当社は、技術開発および革新能力の強化を努め、製品とサービスの品質向上を図り、お客様により高品質なソリューションを提供していく。